2015年4月14日、スリランカはお正月!朝早く起きて初詣は佛歯寺へ。
入場料を支払うとCDがついてきた。中身は仏歯寺紹介動画だった。なんと近代的な。
サンダルを預けて、入場。そうだ、ちなみにこちらの寺院は裸足になるのね。
仏歯寺:ダラダー・マーリガーワ寺院(Dalada Maligava)
仏陀の死後、歯は遺骨と同様にインド各地に分割され、4世紀、スリランカにその歯がもたらされたそうな。スリランカでは仏歯が王権の正統性の証し、王都が移動すると仏歯も移動し、祀られてきた。現在は最後のウダ・ラタ王国の旧王都のキャンディ、ここ仏歯寺に安置。仏歯は仏陀の聖遺物の仏舎利として崇拝されると共に、強い力を持つものとして神のように祀られたとのこと。
それにしてもたくさんのお猿さんは、スリランカにしか生息しない「トクモンキー」というお猿さん。
お供えの花を食べる。うまいかっ?
お正月ということで、お店はどこも閉まっているが、佛歯寺すぐそばということもあり、さすがに車は多い。
シンハラ・タミル新年は、新年初めて食事をする時間というのが決まっているそう。そんなことも知らず、スリランカカレーパンなるものが売っていたのでテイクアウト。ホテルの部屋に戻ってでちらっと朝ごはんに。
荷物をまとめて今度は昼ごはん。カフェ アロマ イン・キャンディというところに宿泊したが、広くてキレイで日本人的にとても快適。1階がカフェになっていて、そちらで昼ごはん。ビリヤニ。
シンハラ&タミル新年はどこもお店が閉まっているが、植物園は空いている!とグニさんは調べてくれた。
でけえ・・・
木の大きさが半端ない。気候の違いに改めて気づく。
不気味な植物!ギアナ原産のキャノンボールツリーというそうな。
昼1時過ぎ、どこかですごい数の爆竹の音が聞こえてきた。その頃周りでは芝生や木陰でランチを始める人がたくさんいた。あとでグニさんに聞いてみると、お正月の食事を開始してよい時間なんだそうな。このようにシンハラタミル新年では年始めに、何か始める時間というのが決まっている。
爆竹の音に驚いたからか、たくさんの黒い物体が飛び回っている。鳥かと思いきや、インドオオコウモリ。
丁度帰国後ナレーション収録したTV番組「リトルほっぺ」でも発見!
リトルほっぺ 8話
こちら2:09頃に登場
ジャックフルーツ。ベジタリアンが多いスリランカではこのジャックフルーツがカレーにもよく使われている。
たかが植物園と思うなかれ・・・だった。異国の植物園は壮大だ。
そしてグニさんが教えてくれた、新年でも開いているところはここ、ピンナワラのゾウの孤児園だった。
そしてスリランカの旅の締めくくりは、グニさんお勧めの寺、アッタナガッラ・ラジャ・マハ・ヴィハラ。なんぼ聞いても名前覚えられん。
電光ブッダの数々。最初は珍しく思っていたが、スリランカ的な敬意の表れなんやなあと気づく。
お正月におまいりにくる地元の人がたくさんいた。かなりローカルスポットの用で、違う人種がとても珍しいのか、みんな目が合えばニコニコ、そして「どこから来たの?」と英語で話しかけてくる。携帯で写真も撮られたり。子供まで一生懸命英語で話しかけてくる。お経を唱えている子供もいる。
グニさんが最後に案内してくれた、なんちゃらかんちゃらというお寺は、決してきらびやかな像や豪華な建物があるような、観光用のお寺ではない。しかしもっと深くて暖かい気持ちになれる場所だった。
グニさんありがとうね。空港まで送ってもらい、バンコク行きの飛行機は夜中発。残りのルピーを使うために買い物。
ディルマーのアイスピーチティー。うまい。
あっという間やったなあ。。。何も考えず、なんとなくスリランカに行ってみたわけだが、こんなにええ所やとは思わなかった。自然、仏教、食べ物、感動したものは数知れず。しかし何よりスリランカ人やっ。こんなにみんなフレンドリーな国は今まではじめてだと思う。
シンガポール航空、コロンボ2:10発、バンコクへ。律儀に軽食が出たが午前3時。めちゃくちゃ寒い機内で冷たいお食事というアーユルヴェーダに反する時を過ごす。
ちょっと睡眠。起きたらバンコクだ。